1979年1月10日高校・中学校 救急+歯科
2018年 02月 12日
救急救命講習は高校生対象。
われわれ歯科部はそれと並行して中学一年生2クラスに対しブラッシング指導。
中学生バージョンは初日にドントロー中学で行ったパターン。
ロンタくんのあと、新しいスケッチブックを使う。
ロンタくんに対する反応はまあまあ。
都会の中学生だからね。
ぼくからはまず、あなたの夢を教えて下さい、というところから。
ダンサーになりたいという女子や医者になりたいという女子、警察官になりたいという男子やエンジニアになりたいという男子。
なかなかはっきりと将来のビジョンを描いている。
そもそもそういう夢をみんなの前で口にできるというのがたいしたもんだ。
日本の中学生に尋ねたら、どうだろうね。
そこからそのためには心身が健康でなくてはならなくて、そのために歯は大切だよという展開。
内容はドントロー中学のときと同じだけれど、通訳がパンナからピッチに替わってる。
たぶん、通訳が違うと生徒たちが受ける印象は違うんだろうな。
いずれにしても、反応は悪くなかった、と思っている。
ただ、もうちょっとうまく語りかけられたらいいなあ、と悔しさも残った。
染色をするとき、自分で塗ってもらったらいいのではという提案があったので、そうしてもらうことにした。
そのほうが、効率がいいから。
染色液がついた綿棒を一本ずつ配り、自分で鏡を見ながら歯に塗ってもらう。
なかなかやろうとしない子にはアシストを。
ちょっと手を添えてやると、躊躇していた子もやってくれる。
みんな素直だ。
福祉のメンバーも手伝ってくれた。
欲を言えばもっと初参加の福祉の人たちに歯科部の活動に関わってもらいたかった。
子どもたちとのふれあいを体験してもらいたかったのもあるし、それよりもとにかく歯科部は瞬間的に人手が必要だから。
大勢を相手にしているので、手があると、効率が上がる。
それで何分短縮できるのかというと、大したことはないだろうけど、流れがよくなると思う。
元々歯科部だけで5名参加予定だったので、5人いたら十分だっただろうけど。
歯科衛生士からのワンポイントアドバイス。
ブラッシング指導が終わると、4人の生徒を指名し、インタビュー。
障がい児がクラスにいたらあなたならどう対処しますか?
福祉チームはこの後救急救命講習のほうに移動し、そちらでもインタビュー。
いろいろな世代に対してインタビューを行ったことになる。
おつかれさまでした。
歯科部最後の活動となる2クラス目。
ラスト・ロンタくんは娘が担当。
次回の活動でロンタくんを誰がするかはわからない。
今回の二人がまた参加できるか未定だから。
いずれまたやってくれると信じている。
カンボジア人にやってもらえたら、という思いもある。
そういう日が来たらいいな。
歯科部として、進化は続けたい。
でもその歩みはゆっくりでいいと思っている。
ゆるやかな階段を上ってゆく感じでいきたい。
メンバーが慣れてきた頃に、終わりがやってくる。
それでいい。
できるようになった、という感覚が必要。
中学生の女子の反応もさまざまで、中には恥ずかしくて机の下に隠れてしまう子も。
年が近いと親近感があるんだろうね。
男子と笑顔を交わす娘。
いい思い出ができました。
改善の余地はあるにせよ、いいイメージで歯科部としての活動を終えることができた。
またメンバーが替わったり、対象が替わったりすると対応していかなければならない。
でも、伝えたいことは同じ。
「未来の子どもの歯を守る」
もちろん出会った子どもたちの健康増進に寄与することが目的なんだけど、その先を見ていきたい。
救急救命講習の会場へ行くと、そろそろ終わる頃。
最後に、受講証の贈呈。
救急救命は、明日のアプサラ機構が残っている。
隊長、がんばれ!
この日の活動はこれにて終了。
歯科部は宿泊しているゲストハウスの移動。
朝荷物をまとめてチェックアウトして預けていた荷物を持って次のゲストハウスへ。
歯科部の荷物は本体が宿泊しているイキイキゲストハウスに預かってもらって。
これがわれわれ歯科部にとってけっこうな負担だった。
一泊別のゲストハウスに泊まったら、また翌朝チェックアウトして荷物を預けて活動し、再度元のゲストハウスにチェックインなのである。
メンバーが増えると、そういう苦労も生じる。
それもまたいい経験ではあったけど。
夜はOHANAで活動振り返り。
恒例の全員が一言ずつ。
それぞれの思いがあった。
今後に向けての前向きな話もあって、新たな楽しみもできた。
さあ活動はあと少し。
by srolanh
| 2018-02-12 16:02
| 現地活動