2020年2月の歯科部カンボジア活動レポ。
今回もう一つ、新しい取り組みというか、やってみたことがある。
NPO本体の活動はワット・ボー小での特別支援教育がメインで、われわれ歯科部はその部分にはまったく関与していない。
歯科部として関わった部分のみの報告となる。
現地でも一緒に活動したのはスロラニュ小学校の運動会と障がい児デイ・サービスおよび村への障がい児訪問くらい。
そのほかはほぼ別行動だった。
したがって、NPOスロラニュプロジェクトが取り組んでいる活動のうちのごく一部しかここにはない。
特別支援教育については名古屋の団体と合流し、タイアップして今後ますますの展開が期待されている。
詳細は団体のホームページなどを参照されたい。
今回、歯科部としての活動は次の通り(全体活動・他部門のサポートのぞく)。
1 スロラニュ小ブラッシング指導
2 ドントロー中学歯科講話
3 障がい児口腔ケア
4 師範学校ブラッシング指導
5 アンコール中学歯科講話
参加メンバーは予定していた保育士が1名参加を見合わせたため、歯科医師2名、歯科衛生士1名、助手1名。
これまでリーダーのぼくがほぼプランニングして、役割を決め、その役割を担ってもらうというスタイルだった。
それを、参加メンバーに任せる範囲を拡大して、一つのイベントをそっくりお任せするというやり方にしてみた。
任せるほうが難しい、という部分もあると思う。
性格的な問題かもしれないけれど、ぼくは事前にきちんと計画を立てて実行したいタイプなので、不安もあった。
でも、もしうまくいかなかったとしても、失敗は成功のもととして次に改善策を打ってリトライすればいい。
スケジュールが出た時点でメンバーに希望を聞いた。
その結果、すんなり1と3を歯科衛生士の杉本さんが主任に、2と5を歯科医の宇都宮先生が受け持ってくれることが決まった。
したがって、ぼくは4のみを主任として計画した。
歯科部は基本的に救急チームとセットで行動する。
互いに協力し合う。
おかげで救急救命講習でどんなサポートが望まれているか、というのもわかってきた。
そういうわけで、救急+歯科の連合チームの活動報告というほうが正しいかも。
今回もう一つ、新しい取り組みというか、やってみたことがある。
それは、ハミガキの導入用パペットを配るという試み。
前回の7月の活動時に使わずに倉庫に置きっぱなしになっていたパペットをロンタくんを手伝ってくれた学生にプレゼントしたら喜んでくれたから。
そのパペットの存在が彼ら彼女らに歯の健康教育を行うきっかけになってくれたらという思い。
メルカリで物色して、ベネッセの教材を安く購入し、いくつか持参することにした。
その話を会議の場ですると、元教師の須藤先生がミトンを用いて自作してくれたのである。
これを4つ歯科部のために提供してくれたのだ。
おかげで師範学校では8人の学生にいずれかのパペットをプレゼントすることができた。
直接の指導よりも広がりが期待できる行為だと思う。
パペットが、有効活用されることを祈る。
以上
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by srolanh
| 2020-02-29 21:08
| 現地活動