NPO法人スロラニュプロジェクト歯科部


by srolanh
11月13日の読売新聞朝刊で目に留まった記事があった。
第25回読売国際協力賞の記事。

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ルワンダで虐待などで傷ついた人に対し義肢をつくる日本人女性、ルダシングワ真美さん。
こういう人こそ立派な人だと思う。

まったく足元にも及ばない。

印象的だったのがここ。

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「障害者を助けたいというより、単に自分の技術が生かせる場所があればいいという感覚」

こういう感覚だからこそ、なんだと思う。
すばらしい。

「障害者を援助するという気持ちだと、逆に障害者との間に壁が出来ると感じる」

なるほど。
考えさせられます。

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# by srolanh | 2018-11-14 18:00 | 思い・考え | Comments(0)

活動報告会

8月18日18時から、コップン7カフェにて7月の活動報告会が開催された。
久しぶりのメンバーとともに活動映像を見て振り返り。

参加メンバーにとっては記念になる映像。
参加できなかったメンバーにとっては様子を見ることができてまた行きたくなる映像。

須藤先生が作成してくれたフォトブックも受け取った。
これも貴重なツールだ。

さっそく待合室では活動映像を流し、フォトブックも置いてます。

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次の現地活動は11月に福祉部のみが行き、全体はまた来年2月。

どんなメンバーで2月に訪問できるか、楽しみだ。

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# by srolanh | 2018-08-27 15:43 | 国内活動 | Comments(0)
2018・7・6 ~ 7・10 スロラニュプロジェクト現地活動

歯科部現地活動報告まとめ

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今回は歯科部のメンバーはリーダーのomori-shのほかは福祉系職員のMさんと看護師のNさんの3人。
他の歯科医や歯科衛生士はおらず、その意味でも原点回帰を自分のテーマとして挑んだ。

縦割りになりがちな各部門を横断的に見ていくことも今回の自分の課題とした。
また、他団体との連携も視野に入れ、「つながる・ひろまる・ふかまる」の実践を目指した。
活動内容では、「カンボジア人にやってもらう」を意識した。

どれだけ目標を達成できたかは各記事を参照いただきたい。

個人的には10回目の現地活動参加ということで、これもまたひとつの節目かなと考えている。











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終わってみれば今回もたいへん充実し有意義な活動だった。
今後の課題については、簡単に改善できるものではないかもしれない。
それでも、小さなチャレンジをし続けることが大切だと思う。

次回もメンバーとコミュニケーションをしっかりと交わし、参加できればと空想している。

以上

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# by srolanh | 2018-07-15 02:18 | 現地活動 | Comments(0)

参加した他の活動

今回参加した歯科部以外の活動は、主に次の2つ。

7/9 アプサラ機構での救急講習
7/10 スロラニュ小 算数授業

救急講習は初日のドントロー中でもサポートした。
基本的な内容は同じ。

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今回歯科部に参加してくれた看護師のNさんは救急部でも働いたことのある方で、胸骨圧迫もさすがという腕前。
アプサラ機構の方々にも身振り手振りでアドバイス。

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他部門の活動の際、臨機応変にサポートできるのが望ましいと思う。
他部門の活動時にはただ見てるだけ、というのでは、同行している意味がない。

助け合い、融合することで次の一歩が見えてくるような気がする。

互いに遠慮し合って我関せずになってしまわないよう、歩み寄りたいと思う。

そして互いにいいなと思うやり方があればマネをしていけばいい。
わたしも今回高橋隊長のやり方をずいぶん参考にさせてもらって、参加型に、そしてカンボジア人主役を意識した。

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活動が多岐にわたるようになり、並行に実施されているときの裏の活動についてはよくわからないというのが事実。
障がい児に対するアプローチに関してはどうしてもじっくりと見ることができぬまま終わったのは残念だった。


須藤先生の算数の授業は最終日に同行させてもらい、感銘を受けた。

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初日に実施した習熟度テストの結果をもとに、その子の実力に応じて計算カードを渡し、これをやりなさいと指導されていた。
まさに個別対応。
その子のレベルにあった細やかな指導のやり方。

大勢の子ども相手にそこまでするのかと感服。

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もちろん計算という限られた単元だけだけど、そこで壁にぶち当たっている子どもたち、そして何よりどう指導すべきか悩む若手教師にとって心強いだろう。
計算を毎日くり返し、できなかった10の分解や繰り上がりのある足し算や繰り下がりのある引き算ができるようになれば、他の学習内容にも好影響を与えるだろう。

計算カードをやりなさい、と指示されて静かに取り組む子どもたちの姿を見て、毎回参加しているメンバーはこんな静かに勉強している姿はじめて見た、と話していた。

ということは算数の授業でも今回大きな前進があったと言えるだろう。

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計算ができることは生きる力につながると思う。
店員になるにしてもお金の計算ができなければ雇ってもらえない。
電卓をたたけばいい、というものではないから。


また、孤独な教師のアドバイザーとしての役割も重要だ。
カンボジア人は日本の教育に憧れを持っていると想像している。
日本をまねるのは正しいと認識しているだろう。

日本から多くの教材を集めて持参し、カンボジアの子どもたちに役立てようという須藤先生の熱意が報われることを祈る。


障がい児教育部門を担う浅原先生とは初日に幼稚部で少しだけ連携をさせてもらった。
師範学校では学生たちに障がいについてのビデオ上映、アンケートを実施。
最終日はワット・ボー小で先生方と障がい児の存在について調査し、対処法の検討に入った。

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これからスロラニュプロジェクトにおいては障がい児支援がメインになってゆく。

そこでどのように歯科として関わってゆくのがよいか、あらためて考え直す必要があるだろう。

うまくコラボして、おもしろい活動ができたらいいなと思う。



その他、参加した活動として、バンゴア村訪問に同行し、チャンニーのお母さんにも会ってきた。

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こうした丁寧な個別訪問も欠かしてはならない活動だ。
顔を見せるだけで、滞在時間は短いけれど、足を運ぶかどうか、というのがものすごく大事だと思う。
人の心というのは、小さいけれども大きなたったひとつの行為に揺さぶられるものである。

カンボジアに行って、何ができるか、ということをしばしば考える。
たいそうなことはできなくてもいいのかなと思っている。

10回の訪問を終えて、つくづく思うのが、会いに行きたい人がいる、ということ。

彼ら彼女らに会いに行く、というのが主たる目的になっても、いいんじゃないかな。


孤児院の子たちに会いに。
通訳のピッチ、そしてコーディネータのパンナに。

いつも世話になるイキイキゲストハウスの人たち、そしてそこにいる犬に会いに。
そのために、次回もまた、何ができるか考えることになる。

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# by srolanh | 2018-07-10 11:56 | 現地活動 | Comments(0)
7月9日(月) am シェムリアップ師範学校

卒直後の学生約100人 付属小2年生2クラス約100人 対象


今回の活動の中で、わたしが個人的に最も重要視していた活動。
不確実な要素が最も多く、不安が大きかったのも事実。

でも、常に前進するためにも、やったことないことにチャレンジは必要。
そのほうが楽しいし。

学生さんに今まで以上に参加してもらうこと。
広島大学の先生方の活動との連携を模索すること。
その二つをテーマにして挑む。

広島大学の方がロンタくんを寄贈しているということだったので、使わせてもらうことに。
日本語のロンタくんとクメール語のロンタくんのコラボを。

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まず、広島大の先生方の講習を受けたことを覚えているかと尋ねると、挙手はまばらながらも皆覚えていた様子。
ロンタくんを見せて覚えてるか尋ねると、表情から見るに見覚えがある、という顔をしていた。
そこで誰かロンタくんをやってくれないかと言うと、1組目は手が挙がらず指名。
2組目は男女1人ずつ希望があり、女性にロンタくんを依頼。

模型を見せて、模型を用いて子どもたちに講習で教わったブラッシングのやり方を教えてほしいが誰かやってくれないかと尋ねると、1組目で1人手が挙がり、2組目はロンタくんをやりたいと手を挙げてくれた男性に。

ロンタくんは日本人のセリフに続いてカンボジア人のロンタくんが復唱するというやり方。
2カ所で同じことをするイメージ。


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模型を用いたブラッシング方法の説明はしっかりした学生さんが上手に子どもたちに説明してくれた。
広島大の先生方の教えに則り、スクラビング法を。
(カンボジアではローリング法を指導される場合が多いらしい)


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教師になるべくよく訓練されていて、子どもたちにわかりやすく丁寧に指導してくれていたと思う。
こういうとき、率先して前に出てくれる方はきっとこれからもリーダーとして引っぱってくれる人材だろう。


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どうやら6番目の歯、第一大臼歯をしっかりブラッシングしましょう、ということを伝えているらしかった。
前歯をみがくときはハブラシを立てて使いましょう、ということも言ったくれていた(はず)。
他の学生にもこの場面をよく覚えておいてもらいたい。

これに続いて、染色。
綿棒を学生に渡し、子どもの歯に塗ってもらう。


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学生と児童の数がほぼ同数だったので、マンツーマンでできたのがよかった。
子どもたちに鏡で染まっているところをよく観察してもらってから、ハブラシを配付。

1組目では紙コップを配付するタイミングが遅く申し訳なかった。


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みんな楽しそうに、真剣にやってくれていた。
雰囲気がよくて、こちらもやってて励みになった。


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学生さんにも、子どもたちにも、記憶に残しておいてもらいたい。

子どもたちを先に帰し、残った学生に赴任先でも子どもの口の中に関心を持ち、子どもの歯をむし歯から守ってあげてほしい旨伝えた。


休憩時間になると、子どもたちが集まって来てくれた。
ロンタくんは大人気。

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興味津々でやって来るけれど、備品を持ち去るような子はいなかった。
楽しそうに笑顔を見せてくれるから、心が和む。


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こういうちょっとした瞬間のことを覚えているもの。
歯の模型のことなど、印象に残りますよう。

2組目も同じ流れで。
立候補してくれた女性によるロンタくん。


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やや時間がおし気味だったけれど、あまり気にせず実施した。
慌てるとろくなことがない。

子どもたちはもちろんだけど、学生さんの笑顔がうれしい。


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模型を用いての説明ではわたしが並んで学生さんの後に続いてマネをしようとしてみた。
通訳に、彼が何を話したか日本語に訳してくれと頼んだが、通訳が思うように反応してくれなかった。
その点は次の課題。

でも写真に残る彼らの表情を見ると、うまくいったかな、と思う。

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きっと学生さんたちにとっても、子どもたちにとっても、全く知らない話をされているわけじゃなく、わかっていることの復習なので、受け入れやすかったのかもしれない。
復習はやっても意味がないことではなく、よりよい一歩につながるだろう。


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子どもたちには小児用ハブラシを使用してもらい、プレゼントしている。
それが喜ばれているというところはあるだろう。

休憩時間にきょうだいのためにもう1本ハブラシをくれないかという子がいた。
1人にあげると、次々来たので、最初の1人にあげたことを後悔した。

ほんとうはきょうだいの分まであげたいところではあるんだけど。

ブラッシングは定着しているけれど、ハブラシの交換頻度はおそらくまだまだだろう。
これは日本においても言えるだろうけど。


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活動後、広島大の先生にメールで報告を送った。
今回の流れと、学生たちの反応について。

広島大グループは1年次学生全員対象に食生活指導、ブラッシング指導を行い、附属小学校の児童には歯科健診とある程度の治療、そしてフッ化物塗布まで実施しておられる。
人数も多いし、カンボジア人歯科医とも連携されている。

いかんせん歯科医1人で活動をしているわたしとはできるレベルが違うけれど、何かしら役に立ちたいし、横のつながりを持っていたい。
互いに刺激を与え合う関係が望ましいと考える。

返信を拝読して、安堵した。

頂戴したメールより抜粋

附属小学校の児童も一緒にやってくださっているという点で、彼らにとってもモチベーションのアップにつながり、応用編という意味でも、とても素晴らしいやり方だと感じております。

私たちの一度の研修会がどこまで定着しているかわかりませんでしたが、少しだけでも、記憶の片隅に残っていてくれると嬉しいです。
そして、やはりこのように複数回のアプローチによって、それがさらに強化されると素晴らしいですね。

私たちだけではそこまでできなかった部分を、今回このような形で同じ日本からの支援・研修という形で実現できていることをとてもありがたく思います。


独りよがりの活動ではなく、会ったこともない方とはいえこうしてやりとりができ、連携できたことに大きな進歩を感じた。

最後に卒業祝いということで、学生さんたちにもハブラシをプレゼントし、終了した。


これからもロンタくんはカンボジア人の手で展開されるよう考えたい。

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# by srolanh | 2018-07-09 10:59 | 現地活動 | Comments(0)