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NPO法人スロラニュプロジェクト歯科部


by srolanh
2015年2月24日(火) 4日目の活動

最終日は3日間で不十分だったことや新しい課題に向けての情報収集を。

訪問先
 スロラニュ小学校
 ソンポー宅
 孤児院センター
 ソペア宅
 ピッチ(村で日本語教室を開いているガイド)宅

8時出発 スロラニュ小学校へ

平日の小学校の様子を見て、休憩時間に教師に障がいをもつ子どもの確認。
知的障がいのほか、視覚障がいの子は複数存在するという情報。

カンボジアは基本的に学校は二部制で、午前か午後のみの登校。
現在スロラニュ小学校では朝食が提供されていて、午前に授業ある子だけもらえる。
午前か午後かは日によって変わるらしい。

朝食のお世話をしているお姉さんたち。

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井戸にはポンプが設置され、子どもが落ちてしまわないように蓋も。

スロラニュ小学校は分校で、幼稚部と低学年が通う。
教室は2つ。
授業風景。
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しっかりお勉強するんだよ。

ほどなく休憩時間に。

子どもたちの情報を先生に教えてもらう。
名前や生年月日など。

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こういった現状も。
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飴をくわえる習慣を変えなければむし歯から子どもたちの歯を守ることはできない。
これがたいへんに難しいことは明らかだ。
一度覚えてしまった甘い味はそう簡単にやめられない。
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歯のことはおいておいて、子どもたちが無邪気に遊ぶ姿は見ていて心が和む。
いい笑顔だ。
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子どもたちに囲まれる石倉さん。
人気者だ。
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海と空の約束の西谷さんからの絵本を贈呈。
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輪になって遊んでいるがルールがよくわからない。
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水を汲んでトイレに運ぶ。
作業する姿がまたかわいい。
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働き者になってね。
きっといいことあるから。

見ていると、ここにもいろいろな子がいる。
個性がさまざま。

次回会った時、覚えててくれるかな。
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スロラニュ小学校の次は、市場。
校長先生の奥様に、新デザインのスロラニュTシャツを渡す。
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市場では、孤児院に届ける食材などを購入。
孤児院から月々の食費を支援してほしいという話が。
月100ドルでも積み重なると少なくない額になる。

賛助会員のみなさんにはぜひとも支援をお願いしたい。

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豚肉や野菜を購入。
わずか数日でも、しっかり食べてもらう。
栄養つけて、健康に育ってもらいたい。


孤児院の前に、デイサービスに参加してくれたソンポー宅へ。

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10月から支援するようになったソンポーの家は孤児院からほど近い村にある。
ここの村は水に恵まれている。

ソンポーはデイサービスでもけいれん発作を起こしてしまった。
音に敏感らしい。

デイサービスでは口腔ケアをする前に発作が起こってしまい、無理しないことにした。
なので、口の中の様子を改めてみさせてもらった。
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上顎前歯は発作の影響で失ったらしい。
気の毒だ。
臼歯部もカリエスが深刻である。

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抵抗しながらも、ブラッシングさせてくれた。
緊張があるから、開口保持は難しい。
なので舌側はみがけず。

おつかれさま。

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きょうだいたちにも、ハブラシをプレゼント。
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ここの村も、好きな雰囲気だ。
時間がゆっくり流れている。

ちょうど昼食の時間に孤児院へ。
どんな食事をしているか、確認。

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ご飯を何度もおかわりする男の子たち。
おかずがとても少ないからね。

十分かどうかはわからないけれど、これから少しずつ食費支援をすることに決まった。

移動 12時~13時半

トゥクトゥクでの長距離の移動は結構ハード。

昼食

ソペアの住む村へ。

3歳だけどなかなか大きくならないソペア。

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ゆっくりだけど、成長している。
首もしっかりしてきてる。
歯は生えてないけど。

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自力で移動できるようになりますよう。
がんばれソペア。

この村には日本語教室を主催しているピッチというガイドが住んでいる。
幸いにもピッチに会うことができた。

歩いてピッチの家へ。
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わずかの距離。
ソペアがつなげてくれたピッチとの関係。

ピッチはガイドとして働きながら、ここで村の子どもたちに勉強した日本語を教えている。
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お母さんたちは麺(ノン・バンチョ)を作っていて、その様子を見せてもらった。
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できたての麺はもちもちした食感で、おいしかった。

今後ピッチともまた、うまく手をつないで活動できればいいねと。
彼の日本語学校を支援して、ピッチにはカンボジアでの活動時の通訳として協力してもらえたら。

現実として、ピッチはガイドの仕事が入ってくるのを待ってるけれど、なかなか仕事をもらえないらしい。
今回、ピッチを指名したはずなんだが、それがうまく伝わらなかった。
もしかしたら、会社内で何かあるのかもしれない。

仕事がないというのは、本当に切実な問題だ。
今後は直接ピッチとやりとりすることになるから、だいじょうぶだね。

今後に向けて、有意義な最終日となった。

そしてまた、この近くの小さな遺跡をパンナが案内してくれた。

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遺跡めぐりありの活動が終わった。
宿に帰って、メンバーで1時間ほど4日間のふり返り。
熱い気持ちのうちにということで。

記憶が消えてゆく前に、残しておいたほうがいい。

なのでこうして、レポートに残す。

ぎゅっと濃縮された、充実の活動だった。
これからの可能性も感じることができた。
わたし自身、次につながると思う。

孤児院で、別れ際に See you again! と手を振ってくれた年長者がいた。
そう、そうなんだ。
また会える。

# by srolanh | 2015-02-27 01:23 | 現地活動

家庭訪問~バンゴア村

2015年2月23日(月) 3日目の活動

障がい児支援(各家庭訪問) 8時出発

支援している障がい児で、デイサービスに参加できない人がいるので、そういう人たちは家庭訪問。
該当者はトロラッチとチャンニー。
また、リッはデイサービスに参加してくれたが参加後の様子を確認するために訪問。

まずトロラッチ。
オーストラリア人がいろいろと面倒をみてくれている。
なんとトロラッチ専用の部屋を提供してくれた。
工事費が1万ドルとか。
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広くて明るくて、よかったなあ、トロラッチ。
生活環境がどんどんよくなってゆく。
長く暮らしていたあの小屋からは雲泥の差だ。

お口をみせてもらおう。
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世話をされている方が、歯みがきをしてくれている。
以前よりもプラークは明らかに減った。
カリエスは深刻だが、彼は無理に抜歯せずに口腔ケアで経過をみていく。

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ちゃんと膝の上で頭を固定してブラッシングしないと、動いてしまうね。
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開口保持が難しいので、舌側はブラッシングできない。
処置するなら、開口器が必要だ。

ちょっとはさっぱりしたかな。
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世話をしてくれる方に、ハブラシを託した。
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次はリッくん。
デイサービスの日に残根を抜いたあとは大丈夫とのこと。
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たくさんプレゼントもらって、よかったね。

そして、チャンニー。
先月、元気がなくなって、食べられなくなっていた。
少しずつ回復してきたそうだ。
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ちょうど1年前の訪問時に左下大臼歯を抜かせてもらった。
7月には歯石除去をさせてもらった。
成果はいかに。
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プラークはあるけど、歯肉の炎症は軽減している。
口腔内環境はこの一年でずいぶん改善したんじゃないかな。
そうであってほしい。
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ブラッシングして、できるだけの歯石除去も。
下顎舌側には唾石がたっぷり。
開口してくれたすきに。

7月のときより、出血が減ったと思う。
取り残しはまだまだあるけど、また今度。

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半年に一度でも、確実に効果ある。

ここは子どもが集まってくるので、パペットを用いた歯みがきの話を。
須藤先生が帰ったので、次は若手の札本さんが。
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前日の夜に、頼んでみたら、すぐさま「やってみます」と返答してくれた。
次のバンゴア村で、という予定だったけど、ここで予行ができたわけ。
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まったくはじめての素人なのに、何とうまいことか。
7月のときもそうだったけれど、若い人は落ち着いてる。

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期待以上の語りに、驚いた。
これからも、初参加の方にやってみてもらおう。

子どもたちの中に、トラブルを抱えている子が、やはりいた。
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上顎のAが抜けて欲しいのに、抜けない。
カリエスが原因だろう。
乳前歯を3本抜いておこう。

前回会った時から、気になっていた。
次回訪問時、うまく中切歯が萌出していますよう。

チャンニーのお母さんはいつも笑顔で、すてきな人だ。
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ここのお宅は、いつも帰り際に穏やかな気持ちになる。
きっとお母さんの持っている力だと思う。

昼食

バンゴア村訪問 13時~

井戸支援をしているバンゴア村。
井戸視察のほか、ここでも村人を集めて救急救命講習とブラッシング啓蒙活動を。

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この井戸は水が多く村の人が共用しているらしい。
便利になって喜んでおられる。
でも、井戸はずいぶん増えたようだ。

円安の影響で、25000円では井戸は掘れなくなっている。

看板の制作や設置、視察にも費用がかかる。
諸経費や手間を考えると、「25000円でカンボジアに井戸が掘れる」という話が広まるのは考えものだ。
井戸支援をして下さった方々からは、ぜひとも違ったかたちで今後も継続的な支援をしていただきたい。

夏の日射しがこたえる。

カンボジアらしい風景が、この村にはあると思う。
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青空にブーゲンビリアが映えていた。
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お寺の講堂へ。

救急救命講習  担当 高橋 猪狩 (通訳 パンナ)
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立派な人形を用いた心肺蘇生の話。
心臓の位置の確認から。
こういう知識は、きっとほとんどの方がお持ちじゃない。

そしてわたしたちもそうだけれど、経験がない。
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1年前に続いて2回目なので、前回参加されていた方は上手だった。
定期的に見たり聞いたりしないと、忘れてしまうので、繰り返し行う必要がある。

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繰り返さないといけないけれど、毎回まったく同じではおもしろくない。
少しでも目新しいことがあったほうがいい。

高橋隊長の熱心さがみなぎる。
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人形も、グレードアップ。
子どもたちも、熱心に見ている。

知識レベルが低いと、難しい内容でもある。
どれくらい、伝わっただろう。

この光景が村人の記憶に残ってくれたらと思う。

大人の方には、手作りの受講修了証を配布。


ブラッシング啓蒙活動  担当 大森 札本 (通訳 パンナ)

1年前、わたしもその場で急遽歯の話をして下さい、となって、その場で話すことを考えたことをよく覚えている。
子どものむし歯は親の責任です、とか、糖尿病の人は歯周病にかかりやすいです、とか、そんなことを話した。

でも、今回はもっとシンプルにいこう、と思った。

まず、わたしが日本で歯医者をやっていること、歯はたいせつですよ、今から歯みがきの話をします、というくらいで札本さんにバトンタッチ。

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札本さんもさっきの予行もあってか、さらに落ち着いた口調で、声もしっかり出ていて、上手だった。
自分で創作するというのが、いい。
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動きもあって、よかった。
みんな真剣なまなざしで、聞いてくれていた。

そして、その場にいた人たちに、一本ずつハブラシを渡した。
はじめは60人くらいだったのが、いつの間にかもっと増えていた。
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ハブラシに続いて、大人には水を、子どもには豆乳を配布。

このあと、もし歯でお困りの方があれば相談してみて、と伝えると、3名が出てきてくれた。

乳歯から永久歯への交換に乳歯がうまく抜けない、というトラブルが多い。
そういうのは、こちらとしては対処が比較的簡単で、喜ばれる。
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2人目は、46歳の女性で、歯がグラグラして痛いという。
歯周病が進行している。
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左上の4を抜去。
実は左上2が処置されていて、そちらも今にも取れそう。
再会時、どうなっているか心配。

3人目はむし歯が深刻な12歳の少女。
下顎の6が左右とも抜歯適応。
今は痛みがなくて、さすがにちょっとやりすぎかな、と思って今回はやめておくことに。

7が萌出するのを待つべきか待たないべきか、というところで悩む。
今後の検討課題だ。

以上で、ここでの活動終了。

バンゴア村は、13:00~15:45の3時間弱の滞在。
長さとしてはちょうどよいくらいかなと感じた。

すぐ近くにガイドブックに載っていないという遺跡をパンナが案内してくれた。

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カンボジアに来てるなあ、と思える1つの場面。
活動の合間に、こういう息抜きがあるのがうれしい。

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観光地にはないよさが、ある。

パンナ、連れてきてくれてありがとう。


帰り道、チャンニーの家のそばでパンナが止まった。
チャンニーのお母さんがぼくのためにココナッツオイルを作ってくれたという。
椰子の果肉をスライスして、搾って、煮詰めて。

心遣いというか、気持ちがものすごくうれしくて。

いただいたものを、帰国してから写真に撮った。
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ビンに移し替えたら、しばらくして固まった。
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気温が違うから。

少しずつ、大切にいただきます。

# by srolanh | 2015-02-26 21:14 | 現地活動
2015年2月22日(日) 2日目の活動

運動会 スロラニュ小学校 8時~

ゲストハウスを7時に出発、市場で配布用の水と豆乳を調達(店の準備ができていなかった)し、コムルー村へ。
子どもたちは100名程度集まっていた。

ラット校長のほか、教師も揃って参加してくれた(欠席予定だったティーダ先生も)。

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代表のあいさつ、校長のお言葉に続き国旗掲揚。
わたしは音響担当ということで、CDプレーヤーの選曲をする役だったのだが、プレーヤーにトラック№の表示がなかったので、難しかった。
次回のCDでは国歌を1曲目、校歌を2曲目にしておいてもらえるとありがたい(今回国歌が22曲目、校歌が21曲目だった)と思う。

1種目目は玉入れ。
カゴを持ってもらう予定の女性ボランティア(学校建設時のメンバー)がちょうど到着。
体操服を寄贈してくれた中野先生のグループもほぼ同時。

男の子チームと女の子チームで対戦。
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最初はうまく入れられなかったが、2回目になると要領がわかってきたみたい。
みんな夢中になっていた。
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2種目目は大玉(バランスボール)転がし。
まず見本を元気な年配スタッフが。

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子どもたちにとってはなかなか難しい。
でも純朴な子たちは楽しそう。

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紅組の勝ち!

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ここで途中休憩。
水を配布。

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天候は晴れで、運動会には厳しい。
雨は困るけれど、あまり日射しが強いのもつらい。
水分補給が必要。

ここで中野先生から体操服贈呈。

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寄贈いただいた体操服を手分けして段ボールに詰め、空港まで運んだ甲斐があった。
プレゼントは運搬の手間がかかる。
こうしてご本人たちの手で渡せてよかった。

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児童代表からお礼のあいさつ。
でもこれはその場で突然指名されたようで、彼女は戸惑っていた。

さあ後半の種目、というところでスピーカーから音が鳴らなくなった。
「音楽!」と言われても、わたしにはどうすることもできず。
どうやらどこかで断線していたらしい。

3種目めの大玉運びは音楽なしで。
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音響トラブルであたふたしていたため、この種目の写真は一枚しか撮れず。
音響とカメラを兼務していたのだが、これではいけない。
反省だ。

最後の種目は綱引き。

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綱引きは、音響なしでも盛り上がる。
むしろなくてよかったかもしれない。

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全員が全種目に参加するので、4種目でも満足度が高いのではないだろうか。
種目が増えればそれだけ疲れるので、炎天下ではきつい。
しかもこのあとの予定を考えてもちょうどよかったのではと感じた。

最後は校歌を。
音が出ないので、建設ボランティアの方にハンドマイクで歌ってもらおうか、と準備していたところ、スピーカーがつながった。

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彼女たちのおかげでものすごく助かった。
これからも運動会には駆けつけていただきたい。

運動会後の集合写真。

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子どもたちにノートを配布。
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余韻に浸る間もなく、次は教室に移動。

ブラッシング指導 10時予定 実際は 9:45スタート 

須藤先生のパペットを用いた歯みがきの話のあと、歯垢染色液を塗布してブラッシングを。

子どもたちは着席、手鏡を2~3人に一個渡るように配布
紙コップを全員に配布
ハブラシを全員に配布
歯垢染色液を全員に塗布
これらをスピーディに行う必要があるので、とにかく人手が必要。

運動会を手伝いに来てくれた女性たちにもお願いして染色液の塗布をしてもらった。
おかげで子どもたちの待ち時間が少なく、効率がよかった。

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紙コップは唾液を吐いて入れてもらうため。
コップの中には水は入れない。
そうすることで席についたままブラッシングできる。

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机が4列だが、4人と言わずそれ以上の人が手伝ってくれたほうがいい。
先生方や通訳にも。

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みんな自発的に手伝ってくれたので、ほんとうに助かった。

的確に指示を出せることがいかに大切か。

この間、隣の教室では絵本の読み聞かせ中。
ブラッシングをいつまでできるか確認に行った。
まもなくブラッシングが終わったクラスではパンと豆乳を配布という指示がきた。

歯みがき指導は一クラスあたり約20分。

手鏡は回収。
隣のクラスに移動し、再び須藤先生のパペットに続きわたしから赤い薬を塗りますと伝えブラッシングへ。

塗るのも2回目になると手慣れてくる。
ハブラシ、紙コップ、手鏡を手分けして配布。

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誰が何を配るか、染色液を塗るかを決めてよーいドンで動けば早い。
ブラッシングの時間を確保した方がいい。

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みがき始めたら全員で見て回ってみがけてないところを指摘してあげる。
手伝ってみがいてあげる。

最初に日本から来た歯科医ですと自己紹介したわたしが全員のチェックをしてまわりほめてあげる。

このような流れを全員で共有して進めることができれば、スムースだ。

2クラス目のブラッシング指導所要時間は15分を切っていた。
メンバーの動きによるところが大きい。
ただ、もう少しゆっくり丁寧にチェックしてあげればよかったと振り返れば思う。

直接ふれあったほうが記憶に残るだろう。

パンと豆乳を配布し、お礼の言葉。

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校長や教師の方々はどんな印象をお持ちだろう。
1年前、ラット校長に尋ねたときには有意義な授業だとおっしゃっていたが。
徐々に先生を巻き込んだ活動にしていけたらいいなと思う。

年に一度くらいは学校の授業で歯について話してもらいたいものである(そういう時間がすでにあるかもしれないので今度尋ねてみよう)。

10時半にはすべて終了。
早く終わることはいいことだ。
つい押し気味になるから。

でも、早ければいいというものでもない。

今回のブラッシング指導に要した時間はトータル約30分。
だらだらするのはよくないけど、もう少し時間をかけてもよかったかなとも思うので、今後の検討課題としたい。


昼食

市場で支援用の食品購入

午後の活動へ

救急救命講習/歯科健診 孤児院センター 13時~

まず全員に対しパペットによる歯みがきの話(須藤先生)
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救急救命講習 担当 高橋 猪狩 (通訳 パンナ)
   アシスタント 小田 札本

 年長者対象 概ね12歳以上


歯科健診 担当 大森 須藤 (通訳 ヴィラック)

 年少者対象 概ね12歳未満

孤児院センターに行くまでは10歳未満対象で考えていて、10人以上いるなら手分けして口腔ケア(寝かせみがき)をしてあげようと打ち合わせしていた。
着いてみると10歳未満だと6名程度だったので、大森一人で全員の口腔ケアが可能だと判断し、そのように変更した。

年少者から順にデイサービスのときと同じように窓際の明るい場所で健診しながらブラッシングを行った。
デイサービスで高橋さんにしてもらっていた写真撮影は通訳のヴィラックさん、誘導は須藤先生に手伝ってもらうことにしたが、ほぼ大森とヴィラックでできたので、途中からヴィラックと二人で進めた。

通訳に動いてもらえると、子どもに直接指示してくれるので大変やりやすい。

子どもたちの名前は次回以降把握したい。

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比較的最近入ってきたという兄弟。
むし歯はひどくはない。

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彼女もむし歯は深刻ではないが前歯唇側面にプラークが多い。
普段歯みがきペーストを使ってブラッシングしていて、ブラシをうまく歯の面に当てるという意識に乏しいようだ。

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彼は左上1がなかなか萌出してくれない様子。
歯肉切開が必要と判断し、のちほど行った。

メスはないので探針とスケーラーで。
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次回訪問時に確認できればと思う。

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孤児院の子は村の子に比べてむし歯は少ないという印象。
でも、上顎前歯の隣接面に穴があきはじめる子はいる。

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この子で終了かと思ったら見て欲しいと希望する子がやってくる。
12~13歳の子たち。
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彼は下顎第一大臼歯が崩壊している。
痛みを抱えていて、診てもらいたかったのだろう。
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左下6は抜歯することにした。
右下は次回チャンスがあれば。
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彼は左上Eが口蓋側に残っていたので抜くことにした。
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彼も左右下顎第一大臼歯が崩壊。
痛みを訴える右下を抜歯。
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右上1が破折している彼は左上乳犬歯に問題があったので抜くことにした。


以上12名の口腔ケアをさせてもらい、治療が必要な子には可能な限りの処置をさせてもらった。
すべて終了する頃にはすでに救急救命講習は終了していた。
ここまでで所要時間は約90分。

救急救命では年長者に継続的に講習を行い、ある程度の知識は身につけてもらいたいと高橋隊長は考えている。
わたしも孤児院の年長者に小学校などで集団に対するブラッシング指導ができるようになってもらい、スタッフとして手伝ってもらえたらと思う。

古着などのプレゼントタイム。

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交野ロータリーの看板設置。

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15時半頃終了。
ゲストハウスに戻る。

服部さんが運動会の動画を編集し、さっそくFacebookページに投稿。
このスピード感は大切だ。

振り返ると改善すべき点などあったけれど、午前も午後も成功だったと思う。
もっとこうすればよい、という気づきも価値がある。

大きなイベントが続いた二日間が終わり、すでにある程度の達成感を味わう。
おかげでビールがうまい。

# by srolanh | 2015-02-26 18:41 | 現地活動
2015年2月21日(土) 1日目の活動
デイサービス(孤児院センター)9時~

各障害児および家族に各自で孤児院センターに来てもらう。

保護者が同伴できないパットと妹は石倉さん・小田さんがトゥクトゥクで送迎
リアサーはお父さんのバイクで家族4人そろって
ソペアはお母さん、お姉さんとトゥクトゥクで
デザインはお母さん運転のバイクでお姉さん?と一緒に
リッはお母さん、妹と
ソンポーはお母さんと

みんなが揃うまでおもちゃなどの準備。
古着も選ぶ。
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歯科健診も並行。
口腔ケアと処置が必要で可能な範囲のことを。
パットから。
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左下7はカリエスが進行している。
いずれ抜歯が必要と考えられる。
歯石が付着し歯肉に炎症あり。

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年齢的にもカリエスよりも歯周病の進行が危惧される。
家族によるブラッシングは望めない。

臨床心理士の中野氏ご一行が到着。
動作法のセッションをしてもらう。
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あおぞら園スタッフが作成したパペット等を用いた三匹の子ブタを実演。

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続いて楽器を用いた設定保育。

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動作法と歯科健診を並行して。
わたしは歯科健診担当。

デザイン。
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カリエスはないが特に上顎頬側に食渣とプラークは停滞している。
ブラッシング時の出血認める。

リアサー。
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上唇小帯がやや高位付着。
AAの間に穴ができてきている。

チャリアー。
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上顎前歯部にカリエスを認める。
今後のカリエス進行が危惧される。

リッ。
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左上にEの残根あり。
頬側根をピンセットで抜去(浸潤麻酔なし)。
第一大臼歯もカリエスで崩壊しつつある。
心疾患あり。

ビスナー。
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右上下に抜いた方がよい乳歯の残根あり。
無麻酔で抜去。
右上Dと右下E。
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右下6はカリエス進行中。
厳しい。


ソペアは歯が萌出していない。
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姉の右下Eが気になっていたのでそちらは抜去。
右下5にカリエスを認めた。
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大人の希望者にも対応。
チャリアーの母は3本抜歯して歯石除去も。

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ビスナーの世話人さんは右下臼歯を3本抜去。
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動作法の途中でてんかん発作が起こってしまったソンポーは見送り。

動作法、歯科健診が終わった子は順次シャワーも。
それらが終了し、ランチタイム。
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記念写真と古着の配布。

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デイサービスはお母さん同士の交流の場でもある。
2回目ということで初回に比べ打ち解けていたようだ。
お母さん同士が笑顔で会話する様子は成功の象徴。

動作法についてはまったく見学できなかった。

歯についてはだんだん悪化する可能性が高いが、少しでも食い止められたら。

タイムスケジュールもちょうどいいペースで、昼過ぎに終了。
それぞれが帰る後ろ姿には、満足感が出ていたように感じた。
今後継続していくにつけ、プログラムの更新が課題かもしれない。


昼食後、スロラニュ小学校で運動会に関する打ち合わせ。

到着すると、ハブラシを加えている子が。
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口の中は見ていないけど、うれしい気持ちになった。
ハブラシの毛先は開いていたけれど。

ティーダ先生は臨月で今にも産まれそうなおなか。
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打ち合わせ後、コムルー村でしばし歯科活動。
前回抜歯した男性宅の縁台で。
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わたしが処置をしている時間に他のメンバーが手持ちぶさたになってしまうのが課題。
パペットを用いたブラッシング啓蒙活動をしてもらったが、それだけでは間が持たない。

検討が必要。

活動初日はここまでで、翌日の打ち合わせと、BBQでパワー注入。

# by srolanh | 2015-02-25 23:09 | 現地活動

新デザイン

2月20日から現地に向かう。
今回の活動にあわせて新しくTシャツをそろえることに。
新デザインの画像が届いた。

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土曜からこのTシャツを着て活動だ。
dental checkup + toothbrushing instructions がぼくの担当。

こうしてデザインに明記されてると、やる気もアップだね。

# by srolanh | 2015-02-18 22:33 | 現地活動